◆品質管理レビューの実施結果及び外部評価委員会の概要について 本文へジャンプ
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「品質管理レビュー実施結果の概要及び外部評価委員会の概要」の公表について
「平成24年 品質管理レビュー実施結果の概要」
及び
「平成25年 外部評価委員会の概要」についての公表
(平成25年8月)


平成25年8月30日
サステナビリティ情報審査協会

○はじめに

 サステナビリティ情報審査協会では、平成23年10月1日から平成24年9月30日までの期間を対象に各審査機関に対して品質管理レビューを実施し、その結果を外部評価委員会で報告し評価を受けました。また、平成24年の協会活動及び平成25年の協会活動計画についても外部評価委員会で報告し評価を受けました。
 その概要を、「平成24年 品質管理レビュー実施結果の概要」及び「平成25年 外部評価委員会の概要」としてまとめたので、ここに公表いたします。



Ⅰ.平成24年 品質管理レビュー実施結果の概要

1. 品質管理レビューの趣旨
 サステナビリティ情報審査協会が認定した審査機関に対して、品質管理状況をレビューすることにより、審査業務の適切な質的水準の維持・向上を図り、サステナビリティ報告書等審査・登録制度に対する社会的信頼を維持・確保することを目的としている。

2. 品質管理レビューの目的及び基準
 審査機関の定めた審査の品質管理の方針と手続が、サステナビリティ情報審査協会が定めた「審査機関認定規程」等の品質管理基準に適合しているかどうか、また、審査機関がその審査の品質管理の方針と手続に準拠しているかどうかを確認することにある。

3. 品質管理レビューの実施時期及び対象組織
(1). 実施時期:平成24年12月  
(2). 対象組織:平成23年10月1日から平成24年9月30日までに審査・登録マークを付与した以下の審査機関(3機関)
・KPMGあずさサステナビリティ(株)   ・新日本サステナビリティ(株)
・(株)トーマツ審査評価機構


4. 品質管理レビューの結果概要

 対象3審査機関において、品質管理レビュー基準に照らして重大不適合事項は見受けられなかった。なお、品質管理の面においての改善要請事項は、各審査機関合計で6件であった。これらにつき各審査機関から改善要請事項に対する改善措置計画の回答を得た。
 改善要請事項の内訳は、審査機関の品質管理に関するもの4件、個々審査業務の品質管理に関するもの2件が発見された。
 なお、前年度の品質管理レビューの改善要請事項をフォローし、すべて改善措置がとられたことを確認した。

5. 改善要請事項の減少に向けての今後の対応方針
 改善要請事項の減少に向けて、今後、以下の対応のさらなる徹底を図ることとした。


各審査機関に対する改善要請のフォローアップ(次回の品質管理レビュー時に実施)
他の審査機関で発生した、不適合情報の共有
発生の可能性を有する事案について、審査機関及び審査人への注意喚起

6. 品質管理レビューの今後の対応方針

 品質管理レビューの今後の対応方針を以下の通り定めた。


品質管理レビューにおいて、引き続き個々の審査業務に対するレビューに重点をおき実施する。
品質管理レビューに関するチェック項目の充実及び見直しを継続的に実施する。
品質管理レビューの質の維持のため、継続してレビューアーを集め、品質管理レビュー委員会を開催する。


Ⅱ.平成25年 外部評価委員会の概要

1. 外部評価委員会の実施
 外部評価委員会を平成25年3月21日に実施した。

2.前年度の外部評価委員会からの意見とその対応概要
(1). 「温室効果ガス情報に関する制度の「保証レベル」の確認についての提案」への対応としては、CDP Japanとのミーティングを設け、CDP(気候変動)における保証レベルの確認及び意見交換を実施した。
(2). 「サステナビリティ報告書等の審査のあり方、手続等の更なるPRについての提案」への対応としては、近年増加しているインターネット上のサステナビリティ情報について、その信頼性確保の為のルールを検討し、「WEB情報に対する保証に係わるルール」の公開を実施した。
(3). 「サステナビリティ報告書等への正確な情報の必要性のPRについての提案」への対応としては、協会WEBの「報告書等の作成状況、第三者審査の実施状況等の情報」の頁に、国内外のサステナビリティ報告書等に関する最新状況を記した報告書を掲載し、海外に比べてサステナビリティ報告書等の第三者審査が遅れている我が国の現状を紹介した。
(4). 「他国の行政機関等とのサステナビリティ報告書等の審査に関する意見交換についての提案」への対応としては、来日した中国の環境行政機関の関係者との意見交換を実施した。
(5). 「行政側への働きかけについての提案」への対応としては、行政側との意見交換等の機会に、協会活動のPRを実施した。
(6). 「温室効果ガスや水等の個別環境情報の審査制度の検討についての提案」への対応としては、サステナビリティ情報審査・登録制度に、温室効果ガス報告審査・登録マーク及び温室効果ガス報告審査・登録マーク(国内タイプ)の追加を決定し、必要な規程類の作成を実施した。

3.当年度の外部評価委員会からの意見概要

 外部評価委員から主に以下の提案を受けた。
(1). 新しいマーケットへの進出の検討。
(2). 協会マークが付与されていない審査業務への対応の検討。
(3). 協会活動への理解向上及び協会の信頼性向上の為のコミュニケーションのあり方についての検討。
(4). 必要に応じた協会組織の見直しについての検討。
(5). 将来の動向を見据えての活動内容についての検討。

4.外部評価委員からの意見への対応

 平成25年7月29日に外部評価委員に対して「意見に対する対応策」の回答を実施した。
以上

(参考)「平成23年 品質管理レビュー実施結果の概要」等の公表(平成24年7月)
(参考)「平成22年 品質管理レビュー実施結果の概要」等の公表(平成23年6月)
(参考)「平成21年 品質管理レビュー実施結果の概要」等の公表(平成22年6月)
(参考)「平成20年 品質管理レビュー実施結果の概要」等の公表(平成21年4月)
(参考)「平成19年 品質管理レビュー実施結果の概要」等の公表(平成20年5月)
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