「平成26年9月期の品質管理レビュー実施結果の概要」についての公表
(平成27年7月)
|
|
平成27年7月31日
サステナビリティ情報審査協会 |
サステナビリティ情報審査協会では、平成26年9月期(平成25年10月1日~平成26年9月30日)を対象に各審査機関に対して品質管理レビューを実施し、その結果を外部評価委員会で報告しました。
その概要を、「平成26年9月期の品質管理レビュー実施結果の概要」としてまとめたので、ここに公表いたします。
なお、平成26年9月期の協会活動及び平成27年9月期の協会活動計画についても外部評価委員会で報告すると伴に、今後の当協会の在り方について、外部評価委員と意見交換を行いました。
1. 品質管理レビューの趣旨
サステナビリティ情報審査協会が認定した審査機関に対して、品質管理状況をレビューすることにより、審査業務の適切な質的水準の維持・向上を図り、サステナビリティ報告書等審査・登録制度に対する社会的信頼を維持・確保することを目的としている。
2. 品質管理レビューの目的及び基準
審査機関の定めた審査の品質管理の方針と手続が、サステナビリティ情報審査協会が定めた「審査機関認定規程」等の品質管理基準に適合しているかどうか、また、審査機関がその審査の品質管理の方針と手続に準拠しているかどうかを確認することにある。
3. 品質管理レビューの実施時期及び対象組織
(1). |
実施時期:平成26年12月 |
|
(2). |
対象組織:平成26年9月期(平成25年10月1日~平成26年9月30日)に審査・登録マークを付与した以下の審査機関(3機関)
・KPMGあずさサステナビリティ(株) ・EY新日本サステナビリティ(株)
・(株)トーマツ審査評価機構
|
4. 品質管理レビューの結果概要
対象3審査機関において、品質管理レビュー基準に照らして重大不適合事項は見受けられなかった。
なお、品質管理の面においての改善要請事項は、各審査機関合計で6件あり、その内訳は、審査機関の品質管理に関するものが4件、個々審査業務の品質管理に関するものが3件であった。これらにつき、各審査機関から改善要請事項に対する改善措置計画の回答を得た。
また、前年度の品質管理レビューの改善要請事項をフォローし、すべて改善措置がとられたことを確認した。
※改善の余地があると判断した事項に審査機関と個々審査業務の品質管理の両方に関連する事項があったため、合計では6件となっている。
5. 改善要請事項の減少に向けての今後の対応方針
改善要請事項の減少に向けて、今後、以下の対応のさらなる徹底を図ることとした。
○各審査機関に対する改善要請のフォローアップ(次回の品質管理レビュー時に実施)
○他の審査機関で発生した、不適合情報の共有
○発生の可能性を有する事案について、審査機関及び審査人への注意喚起
6. 品質管理レビューの今後の対応方針
品質管理レビューの今後の対応方針を以下の通り定めた。
○品質管理レビューにおいて、引き続き個々の審査業務に対するレビューに重点をおき実施する。
○品質管理レビューに関するチェック項目の充実及び見直しを継続的に実施する。
○品質管理レビューの質の維持のため、継続してレビューアーを集め、品質管理レビュー委員会を開催する。
|
以上 |
|